← ブログ
The Tourist Menu2026-10-28 · 約15分

韓国・ソウルの工場型皮膚科とプライベート型の違い2026:予約前に確かめる3つのこと

30秒でわかる答え

  • ソウルでは、患者さんを多く受けて料金を抑える大きな皮膚科を「工場型」と呼びます。
  • その皮膚科がどんな流れで診察や施術を進めているかは、外から見ても、名前を聞いても分かりません。
  • 予約の前に確かめるのは、カウンセリングで誰と話すか、施術の前に医師が肌を診てその医師が施術するか、メニューに料金と量が書いてあるかの三つです。

3泊の予定で大阪から来ていた女性が、私が働いている小さな皮膚科の受付に立ち寄って、名前より先にこう聞きました。「先生に初めて会ったのがレーザーの始まるときだったんですけど、それって普通ですか?」前の日、彼女は別のエリアにある大きな皮膚科でスタッフと内容を話し、肌のトーンを明るくしたい人がよく受けるレーザートーニングを受けていました。トーニングに不満があったわけではなく、ソウルの皮膚科はどこもそうなのかを知りたかったんです。

この記事の流れ

  1. 韓国で言う「工場型」とは?
  2. 誰と話して、誰が施術する?
  3. カウンセリングの時間は?
  4. 工場型とプライベート型を並べると
  5. 予約の前に確かめるには?
  6. 工場型が合うとき、合わないとき
  7. 予約前の要注意サイン
  8. よくある質問

韓国で言う「工場型」とは?

渡韓前にSNSで見かけた方もいると思いますが、「工場型」は韓国でも使われている呼び方で、韓国語では「コンジャンヒョン」と言います。韓国のある予約プラットフォームのガイドは、いちばん安い料金を出している皮膚科はたいてい「いわゆる工場型」で、薄利多売のしくみだと書いています。

外国人向けのガイドは、大きいほうを、江南・弘大・明洞のビルに入っている患者さんの多い皮膚科と説明しています。もう一方は日本語のガイドでは「プライベート型」と呼ばれ、英語のガイドのひとつは、小さくて静かで、皮膚科専門医(皮膚科の専門研修を終えた医師)が運営するところと書いています。ただ、大きさだけでは、医師が皮膚科専門医かどうかは分かりません。

受付から見ていると、皮膚科ごとに違うのは、予約から診察・施術までをどんな流れで進めるかです。これは、初めて名前を聞く皮膚科でも、予約の前に確かめられます。

誰と話して、誰が施術する?

受付で実際に起きているのは、こういうことなんですよね。予約のメッセージが届くと、私がまず見るのは、受けたいものがもう決まっているかどうかです。「トーニング1回、前回と同じで」とあれば施術の枠を、「毛穴が気になるけど、何がいいか分からない」とあれば、先に先生のカウンセリングの枠を取ります。この一文で、何かを選ぶ前にどれだけ話すかが決まります。

韓国の皮膚科には、施術メニューや料金の説明を担当するスタッフがいます。韓国語では「サンダムシルチャン」、日本語にすると「相談室長」という仕事です。患者さんはふつう「シルチャンニム」、日本語でいえば「室長さん」と呼びます。韓国の求人サイトのひとつではこの仕事が「病院コーディネーター」に分類されていて、英語圏・中華圏担当の相談室長を募集している皮膚科もあります。私もコーディネーターなので、受付で話すのが医師ではないから悪いサインだ、とは言いません(そう言ったら私の立場がなくなります笑)。

外国人向けのガイドによると、工場型では施術の内容をスタッフと話し、医師は施術が始まるときに入ってきます。そのスタッフを「セールス担当」と呼ぶガイドもあります。プライベート型では、話をした医師がたいていそのまま施術する、とガイドは書いています。

ここは、カウンセリングで誰と話すかと、施術を決める前に医師が肌を診て、その医師が施術するかとを、分けて考えると分かりやすいです。

カウンセリングそのものに料金がかかる皮膚科もあります。そのうち一部の皮膚科では、カウンセリングと同じ日に施術を受ければカウンセリング料がかかりません。

私の側から見えるのは、冒頭の女性のように、あとからうちの受付に来て「あれは普通ですか」と聞く方たちです。韓国では原則として、医療行為は医師や看護師など、免許を持つ医療従事者しか行えません。なので「施術は誰がしますか」は、どの受付でも普通の質問で、ちゃんと答えがあります。

カウンセリングの時間は?

時間は二つ目の違いで、外からはもっと見えにくいものです。ある旅行者向けプラットフォームのガイドは、工場型は回転が速いぶんカウンセリングの時間が短くなることがあるけれど、悩みや質問を準備していけば相談しやすい、と書いています。

時間が大事になるのは、こんなときです。前回と同じトーニングを予約するなら、受付で確かめるのは回数と日にちが中心です。たるみも毛穴も、と悩みをいくつも抱えて来るなら、医師に肌を診てもらいながら相談する時間がほしいですよね。そういうときは、カウンセリングが何分くらいあるか、その間に医師が肌を診るかを、来院前に知っておくと安心です。

確かめ方は地味ですが、効きます。予約のときに、カウンセリングは何分くらいかを聞いてください。私が働く皮膚科でも、受付でよく聞かれる質問です。

韓国の予約アプリのトーニングのページには、「1回」「3回」といった回数と、付加価値税(VAT)込みかどうかが書いてあることが多いです。30代の韓国人の患者さんがアプリでトーニングを予約するなら、来院前に回数と料金が分かります。うちの受付にも、トーニングは職場の近くの大きな皮膚科で受けている、と話す韓国人の常連さんがいます。

韓国人の患者さんがしていること

アプリのページに回数と料金はあっても、カウンセリングで誰と話すか、誰が施術するかまでは書いていないことが多いです。受付では、韓国の患者さんが予約のメッセージでそれを聞くことがよくあります。同じメッセージは、日本からでも送れます。

工場型とプライベート型を並べると

外国人向けのガイドは、二つをこう説明しています。

名前の意味

カウンセリングで話す相手

どちらの呼び名も、カウンセリングの長さや、施術を決める前に医師が肌を診るかどうかまでは教えてくれません。なので次は、予約の前に自分で確かめる方法です。

予約の前に確かめるには?

皮膚科に「工場型」というラベルは要りません。要るのは三つの答えで、どれも予約の前に手に入ります。

カウンセリングで誰と話すか

施術の前に医師が肌を診るか、その医師が施術するか

メニューに料金と量が書いてあるか

最後の行について。韓国の皮膚科は、保険がきかない施術の料金表を、患者さんが見られるところに置かなければなりません。なので、料金表があること自体は、大きい皮膚科か小さい皮膚科かのサインになりません。違いが出るのは、ネットで見られるメニューが、料金の横に量まで書いているかどうかです。韓国の予約アプリのページはたいてい書いていて、その書き方はこのシリーズの1回目「韓国・ソウルの皮膚科料金2026」の韓国のメニューが施術ごとに量をどう書いているかで紹介しました。ハイフ(超音波を皮膚の下の点に集める施術)のように、量をショット数で書く施術もあります。その読み方は2回目の「韓国・ソウルのハイフのショット数2026」で、300ショットと600ショットの数字から分かること、分からないこととして書きました。

日本から予約するときの流れも、受付の側から書いておきますね。上の二つの質問は、あなたが送る最初の予約メッセージに入れてしまうのがいちばん早いです。うちの受付では、届いたメッセージを読んで、施術の枠にするかカウンセリングの枠にするかを決めてから返事をします。最初にまとめて書いておくと、やりとりが少なくて済みます。日本語のことは、受付とのやりとりだけが日本語なのか、先生とのカウンセリングにも通訳がつくのかを分けて聞いてください。行きたい日の待ち時間や痛みが心配なら、「当日の待ち時間の目安は?」「麻酔クリームは使いますか?」と、同じメッセージで聞いてもかまいません。うちの受付では、会計の前にも、受ける施術と料金をご本人と一緒にもう一度確かめます。

三つの答えがそろえば、誰がどう呼んでいても、その皮膚科の診察・施術の流れが自分の希望に合うか判断しやすくなります。

工場型が合うとき、合わないとき

工場型が合う場面はあります。以前、医師の診察を受けたうえで選んだレーザートーニングを、もう一度予約したいとします。ページには「1回」と料金が書いてあり、予約メッセージの返事で、誰が肌を診るかも分かりました。それなら、大きくて忙しい皮膚科でも、希望する施術の内容と回数をメニューで確かめて予約できます。何を選ぶかを一から話し合う必要はありません。

まだ決めていないときは、予約の前に、医師が肌を診るかどうかを確かめてください。たとえば毛穴が気になっていて、トーニングにするか、スキンブースター(注射で肌の中に製剤を入れる施術)にするか、ほかの何かにするかも、まだ決めていないとします。それなら、資格のある人に肌を診てもらい、何が合うかを言ってもらう必要があります。それは私が決めることでもないので、このシリーズの1回目を書いた、江南でレーザー施術に携わって15年のチェ・ソグさんに聞いてみました。

Second opinion|チェ・ソグ

建物の大きさからは、ほとんど何も分かりません。私が知りたいのは、前に受けたトーニングであっても、施術を決める前に医師があなたの肌を診たかどうかです。私の診察室では、ネットで見た機械の話ではなく、何が気になっているかから始めます。何を受けるかまだ決めていないなら、予約のときにそう伝えて、先に医師に会いたいと頼んでください。

予約前の要注意サイン

決める前に、もう一つ質問したほうがいい場面です。

1. 誰とカウンセリングで話すのか、返事に書いていない

2. 量が書いていない料金

3. 見える料金が初回価格だけ

よくある質問

Q. 韓国の工場型皮膚科は安全ですか?

A. 皮膚科の大きさだけでは、どちらとも答えられません。大きさからは、その皮膚科の中で診察と施術がどう進むかが見えないからです。予約のときに、カウンセリングで誰と話すか、先に医師が肌を診るか、誰が施術するかを聞いてください。その施術が肌に合うかどうかは、肌を診る人が決めます。

Q. カウンセリングは日本語でできますか?

A. 皮膚科ごとに違うので、予約のメッセージで、受付とのやりとりだけか、先生とのカウンセリングまで日本語でできるかを分けて聞いてください。

Q. 施術を予約する前に、先生に会えるか聞いてもいいですか?

A. もちろんです。予約のメッセージで、何を受けるかまだ決めていないので、先に先生のカウンセリングを受けたい、と書いてください。そういう予約を受けているか、受けているならどんな流れになるかは、受付が答えられます。

Q. 前にレーザートーニングを受けたことがあります。それでもカウンセリングはありますか?

A. 皮膚科によって違うので、予約のときに聞いてください。トーニングが今の肌に合うかは医師が肌を診て決めるので、施術の前に先生が肌を診てくれるかを確かめておきましょう。前回と同じトーニングを受けたいことも書いておくと、受付が予約の枠を決めやすくなります。

Q. 誰が施術するのか聞くのは失礼ですか?

A. 全然失礼ではありません。うちの受付では、駐車場の場所と並ぶくらい普通の質問です(本当です)。来院前に答えが文字で残るように、予約のメッセージで聞いてください。

予約を考えている皮膚科が江南・明洞・弘大にあるなら、予約のメッセージを送る前に、Seoul Skin Logでその皮膚科の評価とGoogle・カカオのレビュー要約が読めます。そのうえで、施術を決める前に医師が肌を診るか、誰が施術するかを、メッセージで聞いてください。

カウンセリング前にこのページをスクショしてください。本当に。
チョ・ヘジュン / ソウルの小さな皮膚科の受付。猫1匹の飼い主

この記事は一般的な情報であり、医療相談ではありません。施術の適否は、肌の状態を診たうえで対面で決まります。

seoulskinlog.com

次回(The Tourist Menu): 韓国のヒアルロン酸注入2026:打つ前に確かめる3つのこと(製品・量・再診日)

クリニック選びに迷っていますか?お悩みを教えていただければ無料でマッチングします。

無料相談