韓国・ソウルのハイフのショット数2026:300と600の違いと数え方

30秒でわかる答え
- ソウルのハイフの予約ページの多くは、ショットの合計だけを載せていて、どの深さに、顔のどこに照射するかは書いていません。
- 施術のカルテでは、ショットが深さ別、部位別に書かれていて、同じ合計でもまったく違う施術のことがあります。
- 料金を払う前に、どの深さで、顔のどこに何ショット打つかを聞いてください。
東京から2泊3日でソウルに来た30代後半の女性が、私の診察室で、旅行者向けの予約ページを三つ開いて見せてくれました。二つは、韓国のハイフ(高密度焦点式超音波)の機械であるシュリンクユニバースを、300ショットと600ショットで売るページです。三つ目は別の機械のウルセラのページで、ショットではなく「ライン」という別の単位で数えていました。彼女の質問は、私がハイフでいちばんよく聞かれる「600ショットなら、300ショットの2倍効くんですか?」でした。どのページにも、照射する深さと、顔のどこに照射するかが書かれていないので、私も画面だけでは答えられません。
この記事の流れ
- 予約ページのショット数は何を教えてくれる?
- 「顔全体」は何ショット?
- 同じ合計でも違う施術になるのはなぜ?
- 600ショットは300ショットの2倍効く?
- 300ショットはソウルでいくら?
- 30代の韓国人はこの数字をどう読む?
- 要注意サイン:ショット数で比べられないとき
- カウンセリングで聞くこと
- よくある質問
予約ページのショット数は何を教えてくれる?
予約ページのショット数が教えてくれるのは合計だけで、どの深さに何ショット入るかは教えてくれません。

ハイフは、超音波を皮膚の下の一つの深さに集めて、そこに小さな熱の点をつくる施術です。超音波を出すのは、肌に当てる手持ちの部分で、ハンドピースと呼ばれます。深さを決めるのは、ハンドピースの先につけるカートリッジという部品で、カートリッジは一つの深さ専用です。シュリンクユニバースの顔用カートリッジなら、1.5、2.0、3.0、4.5 mmがあります。
韓国の予約アプリは「シュリンクユニバース300ショット」のように、ショットの合計を載せます。横には、ウルトラFやウルトラブースターといったハンドピースの名前と、施術回数(1回など)が書かれています。深さは書かれていません。
ウルセラは、資料によって単位の表記が違います。韓国の予約アプリは「ショット」で数え、英語の医学論文や一部の旅行者向けガイドは「ライン」で数えます。ラインは皮膚の下に一列に並べた小さな熱の点のことで、列の長さはトランスデューサー(ウルセラでのカートリッジの呼び名)によって14 mmか25 mmです。列の長さや点の数、点ごとのエネルギーは、機械によって違うことがあります。シュリンクのショットと、ウルセラのショットやラインが同じ量だという出典はありません。ですから、機械が違えば、数字を並べて比べることはできません。
このシリーズの前回は、量を書かないまま施術を並べた観光客向けパッケージの話でした。ショット数は、その量を教えてくれます。それでも、どのショットにもある二つの設定が抜けています。カートリッジで決まる深さと、機械で設定する出力です。
Second opinion|イ・ヘサ
では、ショット数だけでは分からない設定を見てみましょう。ショット数は判子を押した回数のようなもので、どこに押したかも、どれくらい強く押したかも分かりません。出力は深さとは別の設定で、シュリンクユニバースのメーカーの製品ページには、0.1 J(ジュール、エネルギーの単位)刻みの値が載っています。合計が同じ600ショットの施術が二つあっても、深さと出力はそれぞれ違うことがあります。
「顔全体」は何ショット?
ガイド記事の目安はそろいません。韓国の予約アプリのあるガイドは顔全体なら400ショット以上、外国人向け予約サイトの日本語のガイドは600〜900ショットとしています。
正直に言うと、私の診察室ではショット数は最後に決まります。顔の大きさと肌のたるみ具合を見て、どの部位にどの深さが必要かを決め、合計はその判断を足した数なので、顔ごとに変わります。ですから、メニューの「600ショット 顔全体」の600は、メニューに設定された照射数です。あなたの顔を測った数字ではありません。
同じ合計でも違う施術になるのはなぜ?
施術のカルテでは、ショットを合計だけでなく、深さ別や部位別に書きます。2024年の韓国の研究は、シュリンクユニバースとして売られている機械(論文での名前はUltraformer MPT)で、全員に顔全体700ショットを5段階に分けて照射し、その配分を載せています。
1
- 深さ: 1.5 mm
- ショット: 150
2
- 深さ: 3.0 mm
- ショット: 150
3
- 深さ: 4.5 mm
- ショット: 100
4
- 深さ: 2.0 mm
- ショット: 200
5
- 深さ: 3.0 mm
- ショット: 100
合計
- ショット: 700
この表は目標の数ではなく、配分の書き方の例として読んでください。「700ショット」は、実は段階ごとの五つの判断でした。
私が働いている皮膚科では、ハイフのカルテにショットを深さ別、部位別に書きます。合計は最後に書き込む数字です。ほかの数字を足しただけだからです。
そのカルテを書くとき、私は「何ショットにしますか」とは聞きません。鏡を見て顔のどこが気になるかを聞き、書いている紙を患者さんにも見えるように向けます。そこから一部位ずつ進みます。部位ごとに、どの深さを使うつもりか、なぜそうするかを話し、その部位のショット数を横に書いてから次に移ります。ほかより気になる部位があればそこに多めに入れ、気にならない部位は少なめにするか、入れません。紙の上のすべての部位に深さと数が書けてから、はじめて縦に足します。合計の話がいちばん最後になることに驚く方は多く、300や600のようなきりのいい数にならないのはなぜかと聞かれることもあります。数字として選んだものではないからです。予約したメニューと合計が違ったときも、話すのは数字の大小ではなく、どの部位を大事にしたいかです。
600ショットは300ショットの2倍効く?
冒頭の女性の質問です。数字だけでは2倍にはなりません。600ショットのメニューについて聞かれたとき、私が知りたいのは、増える300ショットを何に使うかです。同じ部位にもう一度重ねるのか、頬に別の深さで入れるのか、300ショットの計画になかった目のまわりに使うのか。それぞれ違う施術で、合計の数字からは、そのどれになるのかは分かりません。
ですから、600ショットのメニューで増える300ショットの価値は、どの部位に、どの深さで使うかで決まります。それを聞いて、その答えで選んでください。
300ショットはソウルでいくら?
シュリンク/シュリンクユニバース
- メニューの単位: 300ショット
- 目安(ウォン): 70,000〜200,000
- 目安(円): 8,300〜23,800
料金は2026年10月時点。公開されている料金情報3か所からの幅です。円は概算です。
韓国の予約アプリのシュリンクユニバースのページは、VAT(付加価値税)込みかどうかと、麻酔代やアフターケア代が別にかかるかを条件欄に書いています。
「初回」と書かれた料金について、その皮膚科に初めて来た人向けで、一度だけ使えると書いているページもあります。条件は、ページの注意書きで確かめてください。定価と販売価格を並べたページもあるので、比べるのは販売価格どうしにしてください。シュリンクの600ショットは別のオプションとして売られていて、その料金には、アンプル(小さな容器に入った美容液)がついたものもあります。
30代の韓国人はこの数字をどう読む?
30代の韓国人が韓国の予約アプリで見るシュリンクユニバースのページも、ショット数、ハンドピースの名前、1回分という形で書かれています。冒頭の女性が見せてくれた旅行者向けのページと同じく、韓国語のページにも、深さや部位は書かれていません。
韓国人の患者さんなら、実際にはこうします
私の診察室に来る30代の韓国人の患者さんは、アプリで機械とショット数を見て選びます。カウンセリングでは、合計で足りるかどうかより、ショットがどの部位にどの深さで入るかを聞き、配分そのものは施術をする人に任せます。旅行で来た方も、同じ質問をそのまま使えます。
要注意サイン:ショット数で比べられないとき
予約するときと、当日支払う前に気をつけたい場面です。
1. 合計の数字しか書かれていない
- メニューにこう書いてあったら: 「シュリンクユニバース600ショット」とだけあり、深さも部位も書かれていない。
- 困る点: 「600ショット」の値段が二つあっても、違う施術の値段かもしれず、メニューからは見分けられません。
- どうするか: 当日、支払いと施術の前に、どの部位にどの深さで入れるかを聞いてください。
2. 違う機械を同じ数字で比べている
- こんな比べ方なら: ウルセラの300ショットや300ラインと、シュリンクの300ショットを、同じ量の施術として並べている。
- 困る点: 一つの機械の1ショットが、もう一つの機械の1ショットや1ラインと同じ量だという出典はありません。ウルセラはページによってラインでもショットでも数えます。ですから、機械をまたいで1ショットあたりの値段を出しても、比べられません。
- どうするか: 予約の前に、どの機械の数字かを確かめ、同じ機械どうしでだけ比べてください。
3. 大きい数字で選ぼうとしている
- こんな計画なら: 2倍の結果を期待して、300ショットではなく600ショットを選ぼうとしている。
- 困る点: 大きい数字は、メニューの大きい選択肢であって、あなたの顔の計画ではありません。増えたショットの行き先を知らないままでは、増えたお金で何を買うのか分かりません。
- どうするか: 支払いの前に、増える300ショットをどの部位に、どの深さで使うのかを聞いてください。数字の大きさではなく、その答えで選んでください。
カウンセリングで聞くこと
施術についての三つの質問で、合計に書かれていないことが分かります。
- 「どのカートリッジを使い、どの深さに照射しますか?」
- 「深さごとに何ショット入れますか?」
- 「顔のどこにショットが入り、部位ごとにだいたい何ショットですか?」
どれも施術をする人がどのみち決めることなので、聞けば施術の前に予定が分かります。
日本から来た方からは、「痛いですか」ともよく聞かれます。顔のハイフの痛みを調べたまとめでは、目のまわりとあごの下で痛みが高めに出ていました。感じ方は人によって違います。目のまわりやあごの下にショットが入るかは、三つ目の質問で分かります。痛みが心配なら、麻酔をどうするかもカウンセリングで聞いてください。
2泊3日の旅行なら、機械の名前、ショット数、何回分かは、来院の前に予約ページで確かめておけます。深さと部位ごとの配分は、肌を診たうえでカウンセリングで決まります。当日は、上の三つの質問から始めれば十分です。
よくある質問
Q. 顔全体のハイフは、何ショットが目安ですか?
A. 決まった数はありません。ショット数は顔の大きさやたるみ具合で一人ずつ決まり、予約サイトのガイドの「顔全体」の目安も400〜900ショットとばらばらです。何ショット必要かは、顔を実際に見た人が対面で決めます。
Q. ウルセラの「ライン」と「ショット」は同じものですか?
A. 同じ量だという出典はありません。どちらもウルセラの量を数える言葉で、書き手によって使い分けられていて、シュリンクのショットと対応させた出典もありません。ウルセラの数字は、同じ単位どうしで比べてください。
Q. ショット数が多いと、痛みや副作用も増えますか?
A. 痛みは、ショットが入る部位で大きく変わります。顔のハイフの報告をまとめた論文では、痛みは10点満点で平均3.8点で、目のまわりとあごの下で高めでした。一時的な赤みはほぼ全員に出て、あざややけどのような頻度の低い副作用は約2%でした。合計とあわせて、どの部位に入るかも聞いておいてください。
Q. 韓国のメニューの「ウルトラF」「ウルトラブースター」とは何ですか?
A. 韓国の予約アプリで、シュリンクユニバースのショット数の横に書かれるハンドピースの名前です。名前から分かるのはどのハンドピースかで、どの深さかではありません。深さの質問は、そのまま必要です。
Q. 「目元100ショット」のような部位の名前は何を意味しますか?
A. 目のまわり100ショットや、あごの輪郭を指すVライン100ショットのように、一つの部位のショット数を売るページがあります。その数はその部位の合計で、深さは書かれていません。ウルセラ300ショットと目元のシュリンク200ショットのように、二つの機械を組み合わせたメニューもあります。機械が違うので、足して一つの合計にしないでください。
江南・明洞・弘大の皮膚科392院が載っているSeoul Skin Logでは、気になる皮膚科のページを開いて、ハイフの料金を公開しているかどうかを確かめられます。公開している皮膚科もしていない皮膚科もありますが、料金が載っていても、ショットがどこに入るかまでは分からないので、それはカウンセリングで聞いてください。
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次回(The Tourist Menu): 韓国・ソウルの工場型皮膚科とプライベート型の違い2026:予約前に確かめる3つのこと
この記事は一般的な情報であり、医療相談ではありません。施術の適否は、肌の状態を診たうえで対面で決まります。料金は2026年10月時点のソウルでの目安であり、頻繁に変わります。
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